彼女の特権に酔いしれていると、夏木君の声が体の振動と共に伝わってきた。 「お前…もう少し他の男に警戒して接しろよ。 人の彼女って事自覚してくれなきゃ困るんだからな。」 『へっ…?』 何の事だか分からず、聞き返すと、顎で頭をグリグリされた。 「へ?じゃねぇよ、バーカ。 面倒くせぇの引っ掛けやがって。」 『面倒くさいのって何? 意味分かんないんだけど! …ってゆうか痛いし!』 ポカポカ夏木君の胸を叩きながら叫んだ。