秘密の同居




「…どこに?」


『ん~…どこでもいいの。
ただ、カップルじゃないと行けない所。』


「仕方ねぇなぁ。
場所考えとけよ。」


さりげなく頭を撫でて立ち上がった夏木君にキュン、となる。


…そういえば、あの保健室以来、夏木君キスしてくれないな。
やっぱりイチャイチャするの好きじゃないのかな?
…女の子からするのって引くかな?
無理無理無理、恥ずかしい!


夏木君の広い背中を見つめながらぼそんな事を思った。


あたしの考えを知るはずもない夏木君が突然クルリと振り返った。


「明日バイト一緒だよな?
一緒に行くから早く帰っても待ってろよ。」