夏木君のこういう優しい表情がたまらなく好き。
あたしだけ見れる顔だから。


『ねぇ…あたしもバイトしてみようかと思ってるんだけど、ダメかな?』


恐る恐る聞いてみると、優しかった顔が一瞬で怒った顔に変わった。


「ダメに決まってるだろ!!
一人でフラフラしてまた変なのに付きまとわれたらどうするんだ!」


『だって………。
夏木君もバイトしてるし、あたしだってバイトぐらいしたいもん。』


「遅番の時危ないだろ。」


『………………………。』