泣きそうになりながら携帯を取り出そうとすると、後ろから腕を掴まれた。 『ひぃやぁっ!!』 カシャンっと携帯が音を立てて落ちるのと同時に手を掴んだ相手を見た。 見た事のない、メガネをして髭をだらしなく生やした男が息を荒くしてあたしを見つめていた。 『やだ…誰…何…?』 「最近…男と居るよね。」 ドクン、と鳴る胸。 な、何? 何で知ってるの? 怖い怖い怖い怖い… 『や…離して…』 「ダメだよ。 ひどいよ、俺がいるのに…。 電話も出てくれないし。 ねぇ、罰を受けてもらうよ。」