「愛美ちゃんがそんな顔する事ないよ! とにかく、頑張ってね。」 『頑張ってって…。』 苦笑いをしていると、昼休憩の放送がかかった。 「あ、昼休憩だ。 じゃあ、またね!」 ニコッと笑って手を振るひろちゃんに手を振り返す。 凄いな、ひろちゃん。 あたしがひろちゃんの立場だったら、あんな風に笑っていられるかな? 「…おい。」 ビクッとして振り返ると、夏木君が立っていた。 『…何?』 ぎこちない態度で見上げると、これ…と小さなカバンを差し出した。