ハッと我に返って振り返ると、久しぶりに話すひろちゃんがいた。


「どうかしたの?
何回名前呼んでも気付かないから…」


『あ、うぅん何でも!
ごめんね、なぁに?』


慌てて首を振ると、ひろちゃんは、久しぶりに愛美ちゃんと少し話したいなって思って。と笑った。


近くのテントに座ると、相変わらず真っ白な肌のひろちゃんがあたしを見ながら話し出した。


「怜とは仲良くやってる?」


『…普通だよ。
夏木君は相変わらずひろちゃんが一番大切だし。』


あ、今の嫌味っぽかった…!?