そんな風に木村の行動に苛立つ事が焼きもちだとは本人もまだ気付いてはいないのだが。 『ムカつくーぅぅ!! 何なの一体! あんなに否定しなくてもいいじゃんっ!』 教室に入った途端友人二人に愚痴るあたし。 「ぎゃははは、一緒に仲良く実行委員なんてこっ恥ずかしくて嫌だったんじゃん?」 かおるが楽しそうにあたしの肩を叩いた。 「てゆーか夏木君実行委員なんてやるんだ?」 えっちゃんも意外そうに声を上げた。 『ん~…分かんない。 あの人不思議だし。』