秘密の同居




あたしの視線に気付いた夏木君は少し照れた顔で、なんだよ。と顔を反らした。


「…あれ、二人ともどうしたの?」


振り返ると、木村君が珍しい組み合わせに驚いた顔で立っていた。


『あ…うん、ちょっと話してたんだ。』


「ふぅん…」


チラリと夏木君を見て、あたしの方に顔を向けた。


「ねぇ、高橋さん体育祭の実行委員とかやらない?」


『え?』


「高橋さん居たら楽しそうだと思ってさ。
思い出になるしやらない?」


え、急に言われてもな…
でも楽しそうかも。