その無邪気な笑顔に簡単に胸を射たれた。 もちろんこれらの事は怜にとって、特に意識した行動ではない。 好きな女が食べ物を食べて美味しいと言ったのに対して素直に良かった。と嬉しくなったのだ。 愛美は一緒に家にいるだけじゃ分からない事は沢山あるんだな、と今日1日で思い知った。 食べ終わると、夏木君があたしの前に立って、会計を済ましてくれた。 『あ、ねぇ。 これあたしの分!』 お店を出てから夏木君にお金を差し出すと、無表情であたしを見下ろす夏木君と目が合った。