『え………。 ごめん、特にない…。』 「……………………。」 なんだろう、この微妙な空気。 しばらく沈黙のままただ歩いていると、夏木君がため息を吐いた。 ギクッと顔を強ばらせると、夏木君はあたしの頭を掴んで自分の方に回した。 『ふげっ…!』 変な声が出た事と、相当不細工な顔をしているであろう事で顔を高揚した。 「…変に固くなんなよ。 そんなんじゃつまんねぇだろ。 家に居る時みたいな自然な感じでいろよ。」 『家とお店じゃ全然違うよ。』