『え…いいの? 何で?』 お前の事好きになったから。 なんて言える訳ねぇだろ、バーカ! 「別に…。 嫌ならいい。」 『嫌じゃないよ! 夏木君こそ嫌じゃないの?』 「…嫌じゃないけど。」 少し照れながら答える夏木君に嬉しくなった。 『なら、普通にご飯食べたり買い物したりしたい。』 「よし、じゃあ自転車後ろ乗れ。」 え………と呟いて夏木君を凝視するあたしに気付き、夏木君は自転車の鍵をあたしの顔の前に持ってきて憎たらしい顔で見下ろしてきた。