青木には本当に悪いけど、今日の約束は断ろう。


そう思って、話し始めようとしたら、青木が先手をうった。



『三浦くんが来るの待ってるから』



青木はそれだけ言って、一方的に電話を切った。



俺が行くまで待ってるって…。


…行くしかねぇじゃん。



俺は急いで私服に着替えて、家を出た。