「あのね、隣のクラスに頭がよくて、」 お、期待していい感じ? てか、隣のクラスでも話になってるのに、何で今まで知らなかったんだろーか… 「かっこよくて、でも」 …でも? 「背の低い、ちょっと残念な男の子がいる。って、友だちが言ってたの!」 小夏は笑顔で言い切った。 …せめて気を遣おうとか、そういうこと考えなかったのか? あまりにもストレートな言葉に、俺は怒りを通り越して立っていられなくなり、その場に座り込んだ。