1年の時のクラスは別だった。

でも、全く接点がなかったわけでもない。

小夏のクラスとは体育で一緒だったから。





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ある日、男子は外でサッカーをやった。
女子は体育館でバレー。

その日はチーム内でのジャンケンに負けた俺が鍵を返す役。


職員室に行こうと、体育館への渡り廊下を横切ると

ガタン!バタバタッ!

…すごい音がした。


見てみると、1人の女子が座り込んでいて、その横に畳くらいのベニヤ板が何枚も倒れていた。


わかると思うけど、その女が小夏。




「…大丈夫かよ」




周りには誰もいなくて、俺は声をかけた。