俺…小夏はバカだって思ってたけど
ここまでだとは思わなかった!
「小夏!俺は留年しねーから!バカなこと言ってんな!」
「え~!今ずっと考えてたのにっ!」
やけに静かだと思ったら…
んなこと考えてたのかよ!
「宮下!頼むから進級することを諦めないでくれ!」
中井が小夏の手を掴んで言った。
触んな、って思ったけど今は言うべきじゃないな。
あの中井を困らせるなんて…
その時。
「中井先生」
佐久間が口を開いた。
「こういうのはどうでしょうか…」
中井の耳元で何かささやく。
それを聞いて中井は「うーん…」と少し考えこんだようだったけど、しばらくして佐久間と目を合わせて頷いた。
そして発せられたのは
「一条」
「…何ですか」
「お前に任せる」
まさかのお言葉。

