溺愛ハニー



「先生っ!」




小夏が突然立ち上がったから、その場にいた俺含め3人の男たちはビクッてなった。




「み、宮下…どうした、急に」




中井は、落ち着いているように見せているつもりが、さすがに驚いたようで、普通に喋れていない。

佐久間にいたっては、左胸を押さえている。


そんな状況を気にする様子もなく、小夏は今度は俺の方に向いた。

…なぜか、笑顔。


そして、小夏は言った。




「槙と一緒だったらいい!」




その言葉の意味にすぐに気づいた俺たちは、次の瞬間




「「「アホかーーっ!!!」」」




3人で叫んでいた。