溺愛ハニー



「すぐ終わるって、もしかして俺らに勝つ気でいる?」

「チビのくせに」

「威勢だけはいーね」

「…言っとくけど、」




金髪の笑い声を遮るように言った。




「俺は根拠もなしに小夏を守れるって思ってるわけじゃねーんだよ」




その後は一瞬だった。

かかってきた1人の金髪のパンチを受け止めて、右ストレート。

一発で倒れた。


それを見て他の奴らは足を止める。


「来いよ」と睨めば、「覚えてろ」と3人とも走って行ってしまった。

…あっけなさすぎ。