悩まなくていいから。




「なぁ小夏」

「なに?」

「俺のそばにいてよ」




先のことなんてわからないけど、俺が小夏の将来の夢になって、その夢を叶えてやる。


何もないなんて、そんなこと言うな。

俺がいるだろ。

小夏は俺のことだけ考えていればそれでいい。



額にそっとキスを落とす。

小夏は泣きながら、笑っていた。