「さすがに学部までとは言えないけど、俺の行く大学に家政学部とかあるから」

「かせいがくぶ…」




小夏が首を傾げる。

“家政学部”をわかってないな、コイツは。


まぁいい。
話を続ける。




「4年がんばって、大学卒業したら毎日一緒」

「毎日一緒にいられるの?」

「小夏の好きなものたくさん置いた部屋に一緒に住む。どう?」




小夏が目をぱちくり、とする。