それからさらに数日。 「槙!」 「小夏、悪い今日も…」 「今日も…なの?」 放課後、そんな会話を繰り返していたけど、ある時からその会話さえも無くなってしまい… 「槙、今日は依ちゃんと帰るから、バイバイ」 「おう」 帰り際の小夏の言葉に変化が起きた。 毎日悲しそうな顔を見るのも嫌だったし、友だちがいるならよかったと、小夏の言葉に俺は少しほっとしたんだ。 ところが…