それ以来、小夏は何かと理由をつけて(よくあったのは教科書を忘れたから貸してほしい、というパターン。…最高5時間連続で来られたら、さすがにウソなのはわかるけど)俺のところに来た。


俺もその事をいやだとは思っていなくて。

夏休みが終わってから少したって、俺と小夏は付き合い始めた。



4月――入学してすぐにできた彼女から(ほんとは5月にも2人に言われたけど、あえてスルーしとく)別れ際に言われた言葉を思い出したけど

何でだ?

小夏がそんなこと言うなんて全く思わなかった。



初めて話した時に俺が思っていたことを、小夏は裏切らなかった。

…つまり、ほんとにバカだったわけで、それを喜んでいいのかはわかんねーんだけど…



まぁ、なんだかんだで今に至る。