体を売ることであたしはかなりのお金を得ることができた。 一人暮らし。 手にある札束を見て、すぐその考えが浮かんだ。 ずっとあの親戚の家から出たくて出たくて仕方なかったのだ。 特に何も言わずにあたしは出ていった。 どうせ一週間は気付かないだろう。 そのくらいあたしはあの家で空気みたいな存在だったから。