ここしばらくで、女の事が少し分かった。
どうやら毎回『和馬』って子と一緒に帰れるように誘ってるらしい。
自分からって空しいな(笑)
「無理だって。部活大会近いから遅くまで練習…。」
「まじで?残念。」
ほらな。
俺は飲んでたジュースを捨てに行こうとした。
そして、その時初めて女を見た。
俺よりちっちゃいくせに…
髪サラサラ
目くっきり
確かに気は強そうな感じはあるが…。
あかん、俺…
「ヤバい。」
「どうした、泰助?」
「俺先に帰るわ。」
「誰ー、百合の男?(笑)」
からかわれただけなのに、顔が赤くなる。
心臓うっさいわ!!
待て待て、俺!落ちつけ 俺!
タイプと何正反対な子に惚れとんねん。
つか、何者なんだあの女ーーーー。