福岡に大阪。
そして今は東京にいる。

俺・泰助は、何度も転校させられてここにおる。
関西や九州と違って、東京もんは冷たいわ。





「やっとられへんし。」





従兄の百合姉がいるからって、決まったこの学校。

どんな安心感なんだ?!
っとツッコミたくなる、俺の親。

毎日おもろない授業聞いてて何がえーねん!!
あー、関西に戻りたいわ。





「た・い・す・け・く・ん♪」


「何や?…って、百合姉!!」


「今日、あたしの家に寄れっておばさんからの伝言。」





あのババァ。
俺をこき使いやがって。

するとその時だった。





「和馬待ってって。」


「だから俺部活。」


「いや、分かるけど早く決めてってば、クラス配置!そっちが決まんないとこっちが決まんないし!!」


「えぇー、俺部活ー」


「さっさと決める!!」





な、なんやあの女?!
言葉使い汚いわ、男にこきつかわすわ。

サイテーすぎるやろ?!