草食君の説明書★


「そうやって見よくだけってつらいな。」


「うっさい、エセ関西人!」


「エセちゃうわ!!」




また始まった。
あたしが言えば泰助が返す。
泰助が言えばあたしが返す。
終わりなき言いあい。




「梓ー?そんな口調だと、和馬に捨てられるよ?」


「!!!!」




百合ってば、そんな事よく言うな。

確かに、説明書にも『マシンガントーク&男言葉は禁物』って書いてあったし。




「その口調絶対直らへんと思う。」


「は?絶対直るし!!!」




って、宣言したのいいが・・・・。
自信がまったくない。

目標は『THE・百合』なんだけど・・・。
だってだって!
百合は、長い髪にクリクリの目。
決して高くない身長だが、守ってあげたくなる。

要するに、女の子の中の女の子!

中身は物凄く毒舌。
だが不思議とそれもモテる原因らしい。
それと来て、生徒会副会長もこなすなんて。

まさに"出来る女"だと、あたしは本気で思ってしまう。





「本気で直そうって気あるの?性格と口調。」


「あ、ありますとも!」


「・・・・・。まぁ、いいや。じゃぁ生徒会の集まり行ってくるから、泰助よろしくね♪」


「はいはーい!」


「勝手に決め付けんな、アホ。」




『泰助をよろしく』って・・・・・。
あたし泰助から、格下に見られてるんですけど?!

わかってますかねー?百合さん。