りかゎ保健室で散々寝倒した
のに、授業中も相変わらず
爆睡だった。

「それにしてもりかゎ寝る
の天才ゃな。
ぁんだけ寝たらもぉ3日間
くらぃ寝んでも大丈夫
なんちゃぅ?」

帰り道、せいゃがチャリを
押しながら言った。

「せぃゃくん♪」

りかゎ皮肉っぽく言うと
せぃゃのチャリに
思いっきりのし掛かった。

せぃゃゎ一瞬バランスを
崩したが転けずに済んだ

「ぁっぶなぃなぁ」

「誰かが余計なこと言ぅ
からでしょぉ?」

「…ほんまのこと言っただけ
ゃん」

「なんか言った?」

「言ぅてなぃ言ぅてなぃ♪」

こんな普段の言い合いが
りかにゎ嬉しかった。
この瞬間だけが、りかを
悩ませていることを
忘れさせてくれた。


「じゃーな、りか。また
なんかあったらぜってぇ
言えょ?」

「ぅん、ぁりがと♪」

「また何かあったらたこ焼き
ぉごったるゎ☆ほな」

それからりかゎ誰もいない
家へと戻り、
また夜の町へと出掛けた。