「うわっ、お前その腕けがしとんか!?」


「まぁ…。今壁にぶつけてもてな。」

そう言って佐久間君は笑った。


「とにかく保健室でみてもらったら?」


私は聞いた。


「うん、そうするわ。あーあ。やっとギブスとれたって浮かれてたらあかんなぁ。」



佐久間君を保健室まで送ってから私も啓とバイバイして家に帰った。