「あ…。」


横から声がした。



誰にも見られてないとか思ってたのに…。



振り向けば…






さっ君がいた。







「なんだ。佐久間居ったんや。」



平然とした態度で啓が言った。




さっ君は啓を無視して私の方に寄ってきた。



そして












ギュッ…











「俺…美緒ちゃんの事好きや。」




さっ君に抱き締められたまま告白された。




…それも



啓の前で。