「その格好ヤバいねん。」



「へ?ヤバいって?」





「っ!何でもないわ!」



そう言って早く歩き出した。




「ちょっ…待ってって。」





クイッと啓のスーツの裾を掴んだ。



すると…




チュッ…






「ほらぁ…、我慢出来んくなるから。」






な…なな……



なにそれ〜!?




「っ!啓!?」



顔が真っ赤になっていくのが分かる。



それを見て啓は笑うし…。



てか、なんでいきなりチュー!?




最近は何もしてこんなぁ…とか思ってたのに。