そして私達のクラスは校内トップの売上になった。



「美緒っ!後夜祭だよ。啓と行ってきな。」



「うん!」




やっとだ…。




「啓ー!一緒に後夜祭回ろ〜。」


私に背中を向けてた啓はビクッとして振り向いた。




「お…おう。」




なんだかぎこちない。


2人で並んで廊下を歩いていた。





ヤバい…緊張する。



隣の啓がカッコよすぎる…

ホスト役だったからスーツ着てるんよね。




少し沈黙があって…



「あ〜っ!俺あかんわ!!」


「ぅへ!?な…何が!?」


啓がいきなり大きな声を出したからビックリした。



「お前さぁ、メイドやらんって言うたやん。」



「あ…だってやれって皆に言われたから。」




啓は右手で頭をかきながらこう言った。