「よーし、できた!」


クラスの友達が用意を手伝ってくれた。



「さー、頑張ってね」


うぅ…


他人事だと思って〜…





「美緒!どう?」

肩をポンっと叩かれ、振り返ると、可愛いエプロンを着た奈々がいた。


「かわいーっ!」



「でしょ!?本当は美緒みたいな格好したかったんだけど私、美緒みたいに細くないから。」



「私なんかより奈々のほうが可愛いやん!」



「またまた〜。」



とか言いながら照れてる奈々はもっと可愛い。



「英二に惚れ直させるんだ」


あ…

その手があったか!




まぁ、私のこの格好を見て啓が可愛いなんか言うはずないねんげどね…。