「うん…って!え!?無理っ!メイドさんにはなれないから!」



全力で拒否った。



なのにクラスのみんなは強引で…


やらないと文化祭回る時間あげないから!


って言われて…


啓と回る約束を昨日の夜に密かにしたから、時間を失う訳にはいかなかった。



「分かった…。」



しぶしぶ着替えた。



は…恥ずかしい…。



ゴスロリみたいなのじゃあなかったけど、白いひらミニのスカートと肩に大きなピンクのリボンが着いたトップス。



普段の私の格好からは想像できない服だった。


髪の毛も巻かれて…



「何もそこまでしなくても…。」


「私達のクラスが儲かるには美緒ちゃんと風岡君と佐久間君がいないとダメなの!だから美緒ちゃんにはうんと可愛くなってもらわなきゃ」



やだなぁ…



接客、苦手なのに。