『いいっ!お前等には分かってもらえなくても!』

『昇ちゃん、一応僕も男の子なんですけど』

『お前は女だ、どう見ても』


二人のやり取りみてるとなんだか楽しい。
あたしの心をくすぐってるみたい。
自然と笑みがこぼれてくる。
さっきの喧嘩が嘘みたいだよ。

あっ…あたし達…。ヤバイ。大事なこと忘れてる。
今学校だし!!


「昇多!佑吏!じ、時間っ…」

『あぁ!!!』


佑吏と昇多の声がハモった。
てかてかてか!これはさすがにヤバいよお・・・。