「昇多…。ごめんね。あたし、やっぱり佑吏の傍にいてあげなきゃ。気持ちは嬉しい。ありがとう」

『そ…っか。ごめんな、俺こそ。気持ち揺らぐようなことして。佑吏も、ごめんな。燐にキスなんかしちゃって』

『今回だけは許す。けど、その代わり一つ条件。』

『条件って?』

『もうさ、いい加減仲良くしよ…?』


なぁんだ。佑吏も素直じゃん。
なんて思いながらあたしは微笑んでた。


『お前がいけないんだかんな。俺のゲーム壊したりすっから』


プイッと外を見て拗ねる昇多。
それより…。


「ねぇ、佑吏。どうゆうこと?」

『燐はいーの!』