この恋、消えない


「那菜〜」

今日も聞こえる私を呼ぶ声。


「何?朱莉」

「何?ってつれないな〜」
おどけて言う朱莉をスルーしてたら「せっかく那菜のだいす…」
「あーあーわかったからっ」

それだけで真っ赤になる私。


「照れちゃってかわーいー」

ニヤニヤと見てくる朱莉は
とても楽しそう。