「ようこそ、僕らのギルド『JOKER』へ」

「JOKER……道化師?」

目の前にある大きめの小屋と、どう関係があるのだろう?

「不思議なの?兄さんが道化師なんだ」

「ますます分からん」

「まぁ、入ろうか」

ヤザルが大きな両開きのドアを開けた。

「ただいま」

そこは、ガヤガヤと騒がしい酒場の様な場所で、色々な人が、何かを飲んでいた。奥には掲示板のようなモノがあり、その前で何人かが話をしている。入ってすぐの左横に階段がある。