しばらくの、沈黙。
…気まずい。

何か言え!


「朝倉 愛都」(あさくら あいと)

心の叫びが聞こえたかの様に、男の口が開いた。

「ん、お前の名前?」

会話的には、微妙だがそれしか思い付かなかった。

少し間をあけて、男は頷いた。
なんか調子が狂う。

が、本題はこれからだ。朝のあの羨ましい光景について聞かなくては…

「そかそか。じゃあさっそく本題なん」

「あ!あいちゃんハッケーン!」



俺が言い終わらないうちに割って入って来たのは…哀美ちゃん!?