それは 雨が降ってて 寒い日だった。 あたしが帰ってる途中 段ボール箱の近くに座ってる ひとりの男がいた 雨が降っててしかもすごく寒いのに その人は自分の傘を 段ボール箱に さしてあげてた。 よく見ると 同じ学校の制服だった。 あたしは声をかけた。 『あのぅ−‥ どうかしたんですか?』 その人は顔をあげた。 げっ 佐伯慶だ。 正直言って 少し苦手なタイプ