初恋の先で君を愛せたら

「うん。好きだよ」

「じゃあ、キッチン借りてもいいかな?生キャラメル作ってあげる」

生キャラメルは超得意。

他にはなにもできないんだけど。


「えっマジで?」

そういう那徠は、小さな子供みたいに体中で喜んでる。

こんなに喜ばれると、私までテンション上がっちゃうな。


私たちはまず、近くのスーパーに材料を買いにいった。

生クリーム、ハチミツ、グラニュー糖。

牛乳は那徠の家の冷蔵庫にあるやつを使わせてもらうことにした。