次の日、那徠くんのくつばこにそっとノートを置いたあの瞬間は今でもはっきり覚えてる。
靴箱にノートなんて、今じゃベッタベタだけど。
でも、そのときはまだ交換日記用のノートなんかなくて、フツーのノートにひたすら文字を並べて。
よく考えたら、まだ字を書くのもままならない年頃なのにね。
いま目の前にあるノートの字といえば、『どうぶつえん』が『とうふつえん』になってたり、『は』の右と左が逆になってたり、はっきり言ってめちゃくちゃ読みにくい…。
『な』なんて私も那徠くんも『しな』と『なくる』で自分の名前の字なのに、まるで象形文字みたい。
靴箱にノートなんて、今じゃベッタベタだけど。
でも、そのときはまだ交換日記用のノートなんかなくて、フツーのノートにひたすら文字を並べて。
よく考えたら、まだ字を書くのもままならない年頃なのにね。
いま目の前にあるノートの字といえば、『どうぶつえん』が『とうふつえん』になってたり、『は』の右と左が逆になってたり、はっきり言ってめちゃくちゃ読みにくい…。
『な』なんて私も那徠くんも『しな』と『なくる』で自分の名前の字なのに、まるで象形文字みたい。
