初恋の先で君を愛せたら

「それは…やっぱり、このままじゃだめだと思う」

「うん」



「ちゃんと現実を見て、その上で色をえがおにしてやりたい」

心の中の思いが、勝手に言葉となって出ていく。


たまきちゃんは何も言わずに、優しい顔で僕を見ていた。





家に帰ると、あのノートを開いた。

一番後ろのページに、僕は僕がいなくなった後の色へ、メッセージを書いた。