初恋の先で君を愛せたら

*色side*

那徠のお父さんが『送ろうか?』って言ってくれたけど、私は丁寧に断った。


今はここを離れたくなかったから。




救急処置室の前で、たった1人で持っていたとき、怖くて…不安で…震えが止まらなかった。



連絡を受けて飛んで来た那徠のお父さんとお母さんは、私を見てすっごく驚いたみたいだった。

でも何も言葉が出てこなくて、私はとにかく頭を下げた。