なんでだろ…。

どうしてこんなにほっとしてるの…私。


確かにこれまで、数えきれないくらい何度もあのノートを探した。

でもぜんぜん見つからなくて…。

もうあきらめてた。


あれは小さい頃のかわいい思い出で、今では懐かしむだけのもの。



なのに…



なのに…



そう思い込むだけじゃ、私の心は納得してくれないみたい。



わかったよ、ちゃんと素直になるから…。


これまでずっと気付いてないフリしてたけど…。



黒川那徠くんは…



私の初恋の人です…