龍なんか知らないから!!!


 
 そう思い、俺は教室へと

 足を運ぶ。


 
 その時ちらっと見えたのだった。




 
 「愛紗美…ちゃん?」





 そう、俺の大好きな

 君の姿が…。



 1人さびしげに

 図書室にいたんだ。


 彼女は窓から外を

 眺めていた。



 その瞳から…

 なにか悲しい

 感情を感じた。