そばにいて



隣!?

...最悪。

なんであいつが隣なのよ?

てかこの親もなに考えてるの?

一人娘の隣の部屋に普通は男の人を住ませようとはしないでしょ?

ほんと意味わかんない。

だから嫌なんだよね。

この親ほんとヤダ。


「はぁー...。」


あっ...やっば。

ため息でちゃった。


「お父様、お母様。わかりました。ありがとうございます!」


ドア閉まっててよかった。

顔みられてたら、また倒れられちゃう。


「いいのよ。ゆっくりお話しておいで。」

「はい。では失礼します。ドア越しで本当にすみません。」

「いいのよ。またあとで内線で連絡ちょうだいね。飲み物お持ちするわ。」

「はい。わかりました。ではまた後程。」



やっとおわった。

こういう堅苦しいのが一番しんどいのよね。


てゆーか

隣っていうのがほんとありえない。


ほんきであの人にはかかわりたくないのに...。


はぁー...。

さっさとあの人に部屋にいこ。



この人との出逢いが私をかえるなんて、私はねまだ知らなかったんだ。

大嫌い。

そうとしか思えなかったんだから。