何それ!? 俺様発言か!?
「なんか楽しそうじゃん?」
黙って話を聞いていた裕介が言う。
「ちょっ、何言ってんの!? あたしは…!」
「女の子なんだから、1人で抱え込まないのぉ!!」
「櫂も…何言ってんの?!」
「俺らが好きでするんだから…気にしないで?」
「史也…。」
いや、お母さん…。
「…まぁ、お前はとにかく黙っていればいいんだ。」
「千秋まで…。」
…なんなのさ、それ…。
「「「「「俺らがお前を守ってやるよ。」」」」」
「っ……。」
「いい…な?」
…あれ? 勇士…顔赤い?
「勇士?」
「あ?」
「熱でもあるんじゃないの…?」
「熱なんか…ねぇよ。」
フラフラじゃん…。
「勇士、今日仕事ねぇよな。」
「あぁ。」
「家で寝てろ。」
「…暇だぞ、それ。」
「仕方ないだろ、熱出すのが悪ぃんだろ。」
「だから熱ねぇっつの…。」
「嘘つけ。」