「っ…。」


あたしは思わずうつ伏せになった。


「美希?」


ヤバい…心臓バクバク…。

もぉ~っ!!!


「美ー希っ!!」

「ぃやぁ!!」


嫌ぁあ~ッ!!


「…何パニくってんの…?」

「パニくりもするッ!!!」

「…なんで?」


なんでって…。


「あ、分かった。」


ヤバい、こういう時…裕介はとんでもない事を言う。


「俺の事意識してんだろ。」


顔を近づけてニッコリ。


「~~~っ!!!」

「へぇ~。」

「んなわけ無いでしょ!? ナルシストっ!!!!!」

「ひどくね?」

「ひどくないわッ!!!」


だってッ!!
裕介…カッコイイし…。

やる事なんかエロイし…。


「裕介のバカ…。」

「バカじゃねぇよ。
俺まだお前にキスもなんもしてないんだけど?」

「なッ!?」

「俺って勇士や櫂よりは優しくね?」

「…や、優しくない。」


あたしを1番ドキドキさせてるのは、裕介…かもしれないもん。