「嫌だ!!
しかもそのお金って自腹でしょ!?」


絶対に嫌だ!!


「んなわけねーだろ。」

「へ?」


まっマジ?


「千秋の奢り。」

「マジ!?」

「一応な。」

「…行ってあげてもいーよ。」

「んじゃ決まり。」


くぅ…ただなんてっ…。

あたしただに弱すぎッ!!(←ケチ)


「って、もしあたしが1番だったらどーすんの?」

「「「「「美希はメンバーじゃない。」」」」」

「うっ。」


専属ダンサーなのに。

って、まだ仕事してないけどねー。


「ま、そう言う事だから。」


クソぉ!! あたしには得が無い!!


「なんつー面してんだ。」

「なっ…。」


そうあたしに突っ込んできたのは勇士。


「だってあたしには得ないじゃん!」

「俺ら一応トップアイドルだけど?」

「あ…。」


もう慣れ始めてたから忘れてた。


「トップアイドルとデートできるのは十分得だぞ。」


そう言って去って行った。


まさか、この会話を聞かれてるだなんてね。