すさまじい遠心力に体をあずけ、
全身に圧力を受けながら
どこかに引き込まれるような――
息もできないみちを
無理矢理進まされている、
そんな苦しい灰色の世界…
そこを通って、
私は苦しさにうなされ目が覚めた…
夢だったのか――
こどもの苦しみの
疑似体験をしたのか――
四畳半程度の座敷の部屋に私はぬくぬくと寝ていた…
コウキは壁にもたれかかり、
妊娠テスターをしたときと同じ格好をしていた
私はお腹を触った…
何も変わりないお腹…
ただ、そこには、もう
jr.はいない…
それだけは、解った。
そこに命を感じない――
私でも、そこに命を感じていたのか――
引き返せない。
もう、Jr.は
い・な・い―――


