「ねぇ!
お母さんと帰っちゃうの?
オレ達と卒業祝いしよーよぉ!」
車の中からナンパしてくる。
(誰の女か知ったら
声かけられないくせに…)
…あ、
もうコウキの彼女じゃないからいいのか…
変な笑みを浮かべながら
楽しげな車の列を通り過ぎた――
卒業祝い…
どうせコウキと離れる日が近づいただけ…
めでたくなんかないし…
コウキ・コウキ・コウキ…頭の中ソレばっか。
この子とちゃんとお別れして、
コウキの思い出ともお別れしよう――
母と卒業祝いに昼食にソバを食べた。
「何でソバなの?
安上がりな子!!」
と、母は笑っていたが、
今思うに
つわりであんまり食べたいものがなかったんだ…


